「日本人の知らない会議の鉄則」を読んで
概要
日本人の知らない会議の鉄則を読んだ。
とても読みやすく、内容もよかったので、メモしておこうと思う。
「ゴール」の鉄則
会議の種類は「決める」「生み出す」「伝える」「つながる」の4つ
意思決定「決める」
客観的なデータや事実関係に基づいて、明確な結論を出す。複数の選択肢から、結論を選ぶ。
-> 一度で、必ず、全て決める。そのために必要な情報集めは事前にやっておく。
アイデア出し「生み出す」
サービスやプロダクト、企画についてメンバーからアイデアを募る。
-> ブレストこそ、しっかり準備が必要。
情報共有「伝える」
すでに決まったことを周知させ、メンバーの中で納得感を醸成し、実際に動いてもらう。
-> 感情を巻き起こす。相手が行動を起こしたいと思えるように。
チームビルディング「つながる」
メンバー同士の信頼関係(心理的安全性)を築く。
「進行」の鉄則
アジェンダ
- ゴール、プライオリティ、時間配分を記載しておく
- 事前に参加者に共有しておく
流れ
- チェックイン
- オペレーショナル(実務的なもの)を前半に
- 創造的なものを後半に
- 議論の自由度が高いため、思わぬ延長の可能性がある
- ただし、プライオリティが低いものは、最悪メールで十分なので最後に
- まとめ
ファシリテーター等の役割は全員で回す
チェックインで全員に発言させる
- 自己開示
「ファシリテーション」の鉄則
「アウトプットを出すプロセスを前へ進めること」を推進する人
優秀な人は会議前に声かけをしている
ランダム性を入れ、緊張感を生み出す
質問は常に「状況をより明確にする」ものを
紙コップに水を入れ、わざとこぼせ
- 議論がヒートアップしてしまったら、その「空気を壊せる」ように
「根回し」の鉄則
- 上司の上司の目線
「チームづくり」の鉄則
- マネージャーが率先して弱みを見せる
- ネガティブな発言を歓迎する
- 「悲しい」「困った」などの感情は会議に持ち込む
- どんな行動にも「前向きな意図」を見出せ
まとめ
会議はゴールへたどり着く「最速」の手段で、それを実現するためには事前準備が非常に大切。この意識は、主催側も参加側も持っておかねばならないと思った。
そして、大前提として、チーム全体に心理的安全性が築かれていることが重要だと感じた。
日々、学んでいるが、まだまだなので、引き続き、励もうと思う。